なぜ成果が上がらないかを言語化してみました

サービス資料をダウンロードする> 研修導入に興味のある方はこちら>

シェアする

成果が出ない人に共通する、10の“考え方のクセ”

「なぜかいつも結果が出ない」「頑張っているのに報われない」──そんな悩みを抱えるビジネスパーソンは少なくありません。でも、それは“能力”の問題ではないかもしれません。実は、無意識に繰り返している“考え方のクセ”が、成果を遠ざけていることがあるのです。今回は、なぜか結果を出せない人の考え方のクセを言語化してみました。

ここでは、成果が出ない人に共通する10の思考パターンを紹介します。これは「あなたを責めるリスト」ではなく、「思考をアップデートするヒント」として読んでみてください。


①「遅れてもなんとかなる」と心の底で思っている

時間にルーズな人は、「少しくらい遅れても大丈夫」とどこかで思っています。しかし、時間を守ることは単なるマナーではなく“信頼の証”です。時間に正確な人は、仕事そのものも信頼されやすくなります。成果を出す人は「時間=信用」と捉えています。


②「その場をしのげばいい」と思っている

とりあえず目の前の問題をやり過ごす──これが癖になっている人は危険です。短期的にはなんとかなるかもしれませんが、長期的には大きなトラブルに発展します。先回しの癖は、未来の自分に爆弾を渡すようなものです。


③「ミス=責められること」と思い込んでいる

失敗すると、反射的に言い訳をしてしまう人がいます。その根底には「ミスは責められるもの」という思い込みがあります。しかし、ミスは学びのチャンス。言い訳は自己防衛のようでいて、実は自分の成長を止める“ブレーキ”です。


④「問題の根本より“責任の所在”が気になる」

「誰が悪いか?」にばかり気を取られてしまうと、問題の本質を見失います。成果を出す人は、“問題の原因”よりも“今何ができるか”に意識を向けています。問題解決とは、責任を追及することではなく、前に進むことです。


⑤「小さな約束は軽く見ていい」と思っている

「ちょっとした約束だから…」という軽い気持ちが、相手との信頼関係をじわじわと壊します。信頼は、大きな成果よりも“小さな誠実さ”で築かれるもの。小さな約束を守ることが、結果として大きな信頼に繋がります。


⑥「相手より上に立つことが重要」だと考えている

「マウントを取ることが優位」と考える人は、知らず知らずのうちに協力者を失っていきます。成果を出す人は、上下関係よりも“共創関係”を大切にします。「お山の大将」になってしまうのではなく、むしろ周りにいる「お山の大将」に手伝ってもらえる人の方が、はるかに強いです。


⑦「準備しなくてもなんとかなる経験」に頼っている

たまたま準備不足でもうまくいった経験は、成功体験ではなく“偶然”です。それを繰り返すと、いずれ限界が来ます。準備には時間がかかりますが、結果としてそれが最も効率的な道です。


⑧「自分の勝ちパターンがわからない」まま動いている

自分の強みや成功パターンを把握していないと、毎回ゼロからの試行錯誤になります。成果を出す人は、自分の行動に“構造”を持っています。再現性のある仕組みがあるからこそ、安定して成果を出せるのです。


⑨「意見=否定」と受け取ってしまう

人から意見をもらったときに、つい「否定された」と感じてしまうと、成長のチャンスを逃してしまいます。意見は“攻撃”ではなく、“気づき”です。他人の視点を受け入れることで、自分では見えなかった可能性が開けます。


⑩「努力しても報われないかも」と感じた瞬間にやる気をなくす

報われるかどうかは、未来の話。成果を出す人は、“意味があるかどうか”ではなく“やり続けられる仕組み”を持っています。努力を“習慣”に変えた人こそ、長期的に結果を出すのです。


まとめ:反省より、視点の転換を

この10の思考のクセに気づくだけで、自分の行動が変わります。そして、行動が変われば結果も変わっていきます。

「できない自分を責める」のではなく、「少しずつ思考のクセを修正していく」。その意識こそが、成果を出す第一歩です。

さあ、今日からひとつずつ、“視点のアップデート”を始めてみませんか?

この記事を書いた人

木暮太一 写真

木暮太一

(一社)教育コミュニケーション協会 代表理事・言語化コンサルタント・作家
14歳から、わかりにくいことをわかりやすい言葉に変換することに異常な執着を持つ。学生時代には『資本論』を「言語化」し、解説書を作成。学内で爆発的なヒットを記録した。ビジネスでも「本人は伝えているつもりでも、何も伝わっていない!」状況」を多数目撃し、伝わらない言葉になってしまう真因と、どうすれば相手に伝わる言葉になるのかを研究し続けている。企業のリーダーに向けた言語化プログラム研修、経営者向けのビジネス言語化コンサルティング実績は、年間200件以上、累計3000件を超える。

お問い合わせ

さまざまなビジネスシーンでお悩みのことはありませんか?
個人向けに3万人以上、法人向けに200社以上指導した
言語化メソッドと経験を用いて、御社のお悩みを解決します。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

お電話でのお問い合わせはこちら

03-3542-3139

【受付時間】平日 9:00~18:00