
このたび、ぼくが代表を務める一般社団法人教育コミュニケーション協会は、名称を「一般社団法人 言語化コミュニケーション」に変更しました。理由は、ひとことで言えば「言語化」に、よりフォーカスするためです。
ぼくは小さい時から学校の先生になりたかったんです。いろんなめぐりあわせで、先生にはならずに一般の会社に就職しましたが、「教えること」に対する熱意と情熱は消えず、社団法人を設立する際も「教育」を入れました。でもここで方針を再度明確に変えることにしました。
多くの企業や経営者と接する中で、あらゆる組織の課題の根っこには「言語化されていないこと」がある、と改めて気づきました。だからこそ、これからは自分の研究を教育分野に限定せず、「言語化」そのものに絞り込み、コミットしていく。その決意を、法人の名前そのものに打ち出すことにしました。
社名変更のもうひとつの理由は、組織内のコミュニケーションを「言語化すること(明確にすること)」の必要性を、もっと世の中に広めていきたいからです。
「言語化」という言葉自体は、いま注目されています。書店には言語化をテーマにした本が並び、SNSでも「言語化力」という言葉をよく見かけます。けれども、組織の中のコミュニケーションには、まだまだ浸透していないのが現実です。
「言語化できたらいいとは思うけど、それにお金や時間を投資する意味はあるの?」
そう思われることもあれば、逆に、あらゆる問題を「言語化不足」のひとことで括ってしまい、結局何から手を付けていいのかわからなくなっているケースもあります。言語化は魔法の杖ではありません。でも、正しく使えば、会議のすれ違いも、指示の曖昧さも、理念の形骸化も、確実にほどいていける技術です。
新生・言語化コミュニケーションは、そんな企業・組織に向けて、言語化のソリューションを提供する組織を目指します。曖昧なまま放置された「わかったつもり」「なんとなく」を言葉にする。言葉にした課題に優先順位をつける。そして、動ける状態にする。ここまでやって、はじめて言語化は投資に値するものになると考えています。
そして、この取り組みを一緒に進めてくれる仲間も、これから募っていきます。言語化の価値を信じ、組織のコミュニケーションを変えていきたいという方と、ぜひつながりたいと思っています。
名前は変わっても、「人と人とのコミュニケーションをよくしたい」という根っこは変わりません。むしろ、その手段を「言語化」と言い切ったことで、やるべきことがくっきりした感覚があります。
新しくなった一般社団法人言語化コミュニケーションを、これからもどうぞよろしくお願いします。
この記事を書いた人
木暮太一
(一社)教育コミュニケーション協会 代表理事・言語化コンサルタント・作家
14歳から、わかりにくいことをわかりやすい言葉に変換することに異常な執着を持つ。学生時代には『資本論』を「言語化」し、解説書を作成。学内で爆発的なヒットを記録した。ビジネスでも「本人は伝えているつもりでも、何も伝わっていない!」状況」を多数目撃し、伝わらない言葉になってしまう真因と、どうすれば相手に伝わる言葉になるのかを研究し続けている。企業のリーダーに向けた言語化プログラム研修、経営者向けのビジネス言語化コンサルティング実績は、年間200件以上、累計3000件を超える。
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