メンバーのモチベーションを劇的に上げる7つの具体策!言語化の力でチームを活性化

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チームのパフォーマンスを最大化するために、メンバーのモチベーション向上は欠かせません。しかし、多くのリーダーがメンバーのモチベーションを上げられずに苦戦しています。

本記事では、モチベーションの本質を理解し、効果的な向上策を言語化の力を使って実践する方法を解説します。最後まで読めばモチベーションを上げる方法がわかり、仕事で結果を出すことが可能です。

モチベーションの意味と重要性を理解しよう

何かを成し遂げたいと思う気持ちがモチベーションの源となります。言うまでもなく、高いモチベーションは、生産性向上や創造性の発揮につながる重要な要素です。

モチベーションには大きく分けて「外的モチベーション」と「内的モチベーション」がありますね。外的モチベーションは報酬や評価など、外部からの刺激によって生まれるものです。内的モチベーションは仕事自体の面白さや達成感など、内面から湧き上がるものです。

長期的には内的モチベーションの方が持続しやすいため、チームマネジメントにおいては特に重要になります。モチベーションが高い状態では、メンバーは自発的に行動し、困難な課題にも粘り強く取り組めます。モチベーションが低い状態では、生産性の低下や離職率の上昇などの問題が発生するので注意が必要です。

なぜ多くのリーダーがメンバーのモチベーション向上に苦戦するのか?

モチベーションは個人差が大きく、一律の対応では効果が出にくい点が問題です。同じ施策でも、特定のメンバーには全く響かないことがあります。報酬や評価を与えれば良い訳ではありません。即効性がありますが、報酬や評価の効果は一時的で、むしろ内的モチベーションを損なう可能性もあります。

モチベーション向上の施策を明確に言語化し、チームに伝えきれていないことも大きな要因です。良い取り組みでも、意図や方法が適切に伝わらなければ効果は限定的になってしまいます。

モチベーション向上の7つの具体策

一般的によく言われている「メンバーのモチベーションを高める施策」にはこのようなものがあります。

  • 明確な目標設定をして共有する
  • 適切な評価とフィードバックをする
  • 成長の機会を与える
  • 自律性を尊重する
  • チーム内のコミュニケーションを促進させる
  • ワークライフバランスへの配慮を忘れない
  • 努力している事実を認識して感謝する

明確な目標設定をして共有する

目標が明確でないと、メンバーは自分の仕事の意義を見失いがちです。チームの目標を明確に設定し、メンバー一人ひとりの役割と紐づけて共有することが重要です。「自分の仕事がチームにどう貢献しているのか」を理解できれば、モチベーションは大きく向上します。

適切な評価とフィードバックをする

適切な評価とフィードバックは、メンバーのモチベーションの維持に不可欠です。ただし、評価とは単なる点数付けではありません。メンバーの努力や成果を具体的に認め、改善点があれば、どうすればよいかを建設的に伝えることが大切です。

成長の機会を与える

多くの人は、自己成長を通じて仕事へのモチベーションを高めます。新しいスキルを学ぶ機会や責任のある仕事に挑戦する機会、自己啓発のサポートなど、さまざまな形で成長機会を提供しましょう。

自律性を尊重する

メンバーに適度な自律性を与えることは、内的モチベーションを高める効果があります。仕事の進め方や意思決定に関して、ある程度の裁量を与えることで、メンバーの主体性と創造性が引き出されます。

チーム内のコミュニケーションを促進させる

良好なチームコミュニケーションは、モチベーションを支える土台です。定期的なミーティングやオープンな意見交換の場を設けましょう。コミュニケーションがメンバー間の信頼関係を築き、チームとしての一体感を生み出します。

ワークライフバランスへの配慮を忘れない

仕事と私生活のバランスが取れていないと、長期的にはモチベーションが低下します。柔軟な勤務体制の導入や、休暇取得の促進を進めましょう。メンバーのライフステージに合わせた働き方ができる環境を整えることが重要です。

努力している事実を認識して感謝する

メンバーの努力や貢献を適切に認知し感謝の気持ちを表現することは、モチベーション向上に大きな効果があります。感謝は必ずしも金銭的な報酬である必要はありません。言葉による感謝や公の場での称賛なども効果的です。

言語化の力:言葉にしていなければ、モチベーション向上策の効果が激減してしまう

紹介した具体策を実施しても、それが明確に言葉になっていなければ効果は激減してしまいます。逆に言えば、言葉にするだけでこれまでの施策の効果を圧倒的に高めることもできます。

  • タスクや施策の目的を明確に言語化する
  • 何をすべきかを言語化する
  • 使っている言葉の定義を言語化する
  • 考えてることを明確に言葉で伝える(「察して」は通用しません)

目的の言語化:なぜモチベーション向上が必要か

なぜモチベーション向上が必要なのかを明確に言語化します。言語化の例は以下のとおりです。

  • チームの生産性を上げるため
  • メンバーの成長を促すため
  • より良い製品やサービスを提供するため

上記のような具体的な目的を示すことで、取り組みの意義が伝わります。

項目の言語化:7つの具体策の明確化

7つの具体策それぞれを簡潔かつ明確に言語化します。たとえば「明確な目標設定をして共有する」の場合を考えてみましょう。「チームの目標とあなたの役割をつなげる」と表現するなど、メンバーにとって分かりやすい言葉選びの目標を設定します。

定義の言語化:各策の具体的な内容と実践方法

各策の具体的な内容と実践方法を言語化します。「週1回のフィードバックセッションを設ける」など、具体的なアクションとして落とし込んでください。

相手がイメージできる言葉で伝える

これまでの案を、チーム固有の状況やメンバー個人の状況に当てはめて言語化します。「プロジェクトXにおいては、週次ミーティングでYのような形で目標の進捗を共有する」といった具合です。

内的モチベーションを高める方法

長期的なモチベーション向上には、特に内的モチベーションを高めることが重要になります。具体的で達成可能な目標を設定することは、内的モチベーションを高める強力な方法です。大きな目標を小さなマイルストーンに分解し、進捗を可視化すれば、達成感を味わいやすくなります。

小さな成功体験を積み重ねると、自信とモチベーションが高まります。チャレンジングではあるものの、努力すれば達成できるタスクを設定しましょう。タスクの達成を適切に評価・称賛することが大切です。

仕事自体に楽しさや意義を見出せると、内的モチベーションは大きく向上します。メンバーの興味・関心と仕事内容をできるだけマッチングさせましょう。そのために、仕事の社会的意義を伝えましょう。そうすることで、仕事への前向きな姿勢を育めます。

おわりに:言語化の力でモチベーションを上げられる

メンバーのモチベーション向上は、一朝一夕には実現できません。しかし、本記事で紹介した具体策を、言語化の力を活用しながら粘り強く実践することで、成果を上げられます。リーダーとして、チームの可能性を最大限に引き出すために、モチベーション向上に真摯に取り組んでいきましょう。

この記事を書いた人

木暮太一 写真

木暮太一

(一社)教育コミュニケーション協会 代表理事・言語化コンサルタント・作家
14歳から、わかりにくいことをわかりやすい言葉に変換することに異常な執着を持つ。学生時代には『資本論』を「言語化」し、解説書を作成。学内で爆発的なヒットを記録した。ビジネスでも「本人は伝えているつもりでも、何も伝わっていない!」状況」を多数目撃し、伝わらない言葉になってしまう真因と、どうすれば相手に伝わる言葉になるのかを研究し続けている。企業のリーダーに向けた言語化プログラム研修、経営者向けのビジネス言語化コンサルティング実績は、年間200件以上、累計3000件を超える。

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